横書きの書類は「令和8年4月20日」のように算用数字、縦書きの便箋や封筒は「令和八年四月二十日」のように漢数字で書くのが一般的です。
ただし、これは読みやすさと慣用による目安です。印刷された欄、学校・会社・役所の案内、提出先の指定がある場合は、縦横の向きよりも指定を優先してください。
和暦の基本形と、縦書き・横書きの違い
和暦の日付は、元号・年・月・日の順で書きます。令和8年4月20日なら、「令和」「8年」「4月」「20日」をつなげた形です。平成や昭和でも順番は同じで、まず年号を省略しないことが大切です。
横書きの申込書や履歴書では、算用数字を使うと桁が見やすく、欄にも収まりやすくなります。縦書きの便箋、封筒、賞状、案内状では、漢数字にすると文章の流れがそろいます。ただし、縦書きなら必ず漢数字、横書きなら必ず算用数字という法令上の一律ルールではありません。
迷ったら、①用紙の例、②提出先の指示、③同じ文書内の他の日付、の順に確認します。既に「2026年」表記が並んでいる書類へ、日付だけ「令和八年」と入れると、情報の粒度がばらつくためです。
数字の使い分けを早見表で確認
下の表は、一般的な読みやすさを基準にした目安です。公式様式や相手からの指定がある場合は、その形式に合わせてください。
| 場面 | 年の例 | 月日の例 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| 横書き | 令和8年 | 4月20日 | 算用数字でそろえると、履歴書やフォームで読みやすい。 |
| 縦書き | 令和八年 | 四月二十日 | 漢数字で文章の方向に合わせる。月日には「十」を使う。 |
| 西暦の縦書き | 二〇二六年 | 四月二十日 | 西暦の年は「二千二十六」より数字を並べる形がよく使われる。 |
| 元年 | 令和元年 | 五月一日 | 元号の最初の年は「令和元年」と書くのが一般的。 |
令和・平成の日付を実際に書く
令和8年4月20日の場合
横書きなら、次のように書くと自然です。
令和8年4月20日
縦書きなら、次のように漢数字へ置き換えます。
令和八年四月二十日
「4月」を「四月」、「20日」を「二十日」とするのがポイントです。「四〇月」「二〇日」のように、月日を西暦の年と同じ数字の羅列にする必要はありません。
令和元年5月1日の場合
令和が始まった日を横書きで書くなら「令和元年5月1日」、縦書きなら「令和元年五月一日」です。「令和1年」とする表記も意味は通りますが、元号の最初の年を示す一般的な表記は「元年」です。欄に「年」を含む場合は「令和元」とだけ記入するなど、記入例に合わせてください。
平成30年12月10日の場合
横書きは「平成30年12月10日」、縦書きは「平成三十年十二月十日」です。平成の年数を数字の羅列にして「平成三〇年」と書くより、年は「三十年」と読む形が一般的です。文書内で別の表記が採用されているなら、統一を優先します。
西暦の縦書きと和暦の縦書きは別に考える
西暦と和暦は、同じ「年」でも数字の考え方が異なります。2026年を縦書きにする場合は「二〇二六年」のように、数字を一字ずつ並べる形がよく使われます。一方、令和8年は「令和八年」のように、年数を漢数字の読み方で表します。
たとえば横書きの案内文で「2026年(令和8年)」と併記する場合、数字は算用数字でそろえると見やすくなります。縦書きの案内状で併記するなら、「二〇二六年(令和八年)」とする方法があります。どちらも、同じ資料の中で一貫していることが重要です。
0、10、20、31を含むときの確認
- 西暦の0:「2020年」は縦書きで「二〇二〇年」のように「〇」を使うことが多い。
- 月の10:「10月」は「十月」と書く。数字をそのまま並べた「一〇月」は日付の慣用としては避ける。
- 日の20:「20日」は「二十日」と書く。「二〇日」としない。
- 平成31年:「平成三十一年」と書く。平成の次の年を「平成三十二年」と正式表記しない点にも注意する。
このような境界例は、書き始める前に西暦と和暦を確認しておくと安心です。年号そのものの換算は和暦・西暦変換、令和の年だけを確認する場合は令和西暦一覧が使えます。
履歴書・封筒・証書で迷ったとき
履歴書や申込フォーム
履歴書は横書きが多いため、「令和8年4月20日」や「2026年4月20日」のように算用数字で記入するのが一般的です。西暦・和暦のどちらを選ぶかは、学歴や職歴を含めて書類全体で統一します。企業が「西暦で記入」と指定しているなら、和暦の縦書き慣用より指定が優先です。
封筒・便箋・案内状
封筒の差出人欄や便箋の本文が縦書きなら、「令和八年四月二十日」のように漢数字を使うと、文字の流れが整います。住所や部屋番号などは別の慣用があるため、日付のルールをそのまま住所へ広げないでください。郵便物の宛名は、郵便番号や建物名を含めて読みやすさを優先します。
賞状・証書・社内文書
賞状や証書は縦書きの漢数字がよく使われますが、発行元のテンプレートが最優先です。契約書や申請書は、数字の改ざん防止を目的に大字や指定書式を求めることがあります。この記事の例をそのまま転記せず、提出先の記入例と照合してください。
書く前にできる3分チェック
日付を書き始める前に、次の順番で確認すると、縦書きと横書きの違いで迷いにくくなります。特に複数の年月日を記入する書類は、最初の一つを丁寧に決めることが大切です。
- 用紙の向きを見る:本文や欄が縦に流れているか、横に流れているかを確認します。欄だけが縦長でも、数字の指定が書かれている場合があります。
- 西暦か和暦かを決める:生年月日が西暦なら学歴も西暦、和暦なら職歴も和暦というように、一枚の書類でそろえます。両方を併記する場合は、並び順も統一します。
- 年・月・日の数字を分ける:西暦の年は「二〇二六年」、和暦の年は「令和八年」、月日は「四月二十日」と考えると、数字の置き換えを間違えにくくなります。
- 元号の境目を確認する:2019年は4月30日までが平成31年、5月1日からが令和元年です。年だけが分かっているときは、先に日付を確認します。
- 最後に記入例と照合する:提出直前に、元年の表記、スラッシュの可否、空欄の扱い、訂正方法を見直します。一般的な慣用より、提出先の案内が優先です。
たとえば、横書きの履歴書に「令和八年」と書いたあと、別の欄を「2026年」とすると、間違いではなくても見た目が不統一になります。最初に表記方針を一つ決め、同じ書類の全欄へ反映するのが安全です。
よくある誤りと直し方
数字の形だけを見ると、正しそうに見えても意味が変わることがあります。次の例は、和暦の日付を書くときに起きやすい取り違えです。
| 迷いやすい表記 | 一般的な直し方 | 理由 |
|---|---|---|
| 令和1年 | 令和元年 | 元号の1年目は「元年」とする慣用がある。 |
| 令和八年一〇月二〇日 | 令和八年十月二十日 | 月日を数字の羅列にせず、漢数字の読み方で表す。 |
| 二千二十六年(縦書き) | 二〇二六年 | 西暦の年は数字を一字ずつ並べる形がよく使われる。 |
| 2019年5月1日を平成31年 | 令和元年5月1日 | 改元日は2019年5月1日。日付で元号を確定する。 |
ただし、文書の種類によっては別の書式が定められています。たとえば数字の改ざんを防ぐために大字を指定する契約書、社内システムの入力欄、海外向けの書類などです。迷ったまま独自に直すのではなく、記入例や担当窓口へ確認し、指定された表記をそのまま使ってください。
和暦の縦書き・横書きに関するよくある質問
A. 「令和八年四月二十日」のように漢数字で書くのが一般的です。ただし、用紙の記入例や提出先の指定があれば、そちらを優先してください。
A. 「令和8年4月20日」のように算用数字を使う形が一般的です。西暦と和暦を混ぜる場合も、文書全体で表記をそろえると読みやすくなります。
A. 元号の最初の年は「令和元年」と書くのが一般的です。「令和1年」と書かれている欄がある場合は、欄の指定を優先します。
A. 「二〇二六年」のように数字を並べる形がよく使われます。「二千二十六年」も読めますが、賞状や案内状の慣用、文書内の統一を確認してください。
A. 印刷された欄と提出先の指示が最優先です。指定がなければ、横書きの履歴書は算用数字、縦書きの封筒や便箋は漢数字という慣用を目安にします。
まとめ:まず指定を確認し、次に文書全体をそろえる
- 横書きの和暦は「令和8年4月20日」のような算用数字が一般的。
- 縦書きの和暦は「令和八年四月二十日」のような漢数字が一般的。
- 西暦の縦書きは「二〇二六年」のように数字を並べることが多い。
- 元号の最初の年は「令和元年」と書くのが一般的。
- 提出先の指定、記入例、同じ文書の表記を、一般的な慣用より先に確認する。
関連ページ
制度と提出先を確認する資料
縦書き・横書きの数字は慣用が中心ですが、元号の切替日や公的な記入ルールは資料ごとに確認できます。
- 内閣府:元号・年齢に関する案内:元号の制度と年の確認に使える公式情報。
- e-Gov法令検索:元号法:元号に関する法令本文。
- 平成西暦早見表:平成の年数を西暦へ戻すときの確認用。
この記事は2026-10-23に更新しました。提出先や書式が指定されている場合は、最新の記入案内を優先してください。